新入社員が入社してきた、自分の部下になった、でも世代間ギャップが違いすぎてどう教育したら良いの?、どうやって接していけば良いのか知りたい!
そんなお悩みを解決します。
- ゆとり世代と言われる今の現状と特徴
- 教育に関する本質とは
- 若手社員教育に取り入れる3つの方法と理由
- まとめ
この記事を書いている筆者は、会社員時代に教育指導員リーダーを4年、今ではクライアント若手社員教育補助3年ほどを経験しています。
実際に、本記事でご紹介する方法も取り入れて30名以上の若手社員の教育に関わり、今では独り立ちしたり、役職が付いて出世したりしています、時には感謝の言葉をもらう事もあったりして非常に喜ばしいですね。
3分で読めて、すぐ実践できる内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ゆとり世代と言われる今の現状と特徴
育つまでは指示待ちになりがり
もちろん入社して間もない頃は、すべてが分からないため、どうしても指示待ちになってしまいます。
しかし、3か月経った頃からはいかがでしょうか? 会社の雰囲気にも慣れ、上司や先輩とも少しづつコミュニケーションが取れるようになる頃です。その頃には、自分が分からない・知らないという事実を理解してくるため、上司に付いて回る、質問をしてくるようになるのが、ひと昔前の世代のように感じます。
では、現在の若い世代はいかがでしょうか。
私が接してきた中での若い世代とは、現在27歳くらいまでの方達でしょうか。もちろん、すべての方が当てはまる訳ではないので、予めご承知ください。
確かに指示・依頼をすれば、業務を行ってくれることは増えたように思います。しかし、自ら仕事をもらいに来る、質問をしてくることは、明らかに減ってるように感じますね。
根本が違うことを理解しておきましょう!
- こちらからの依頼・指示以上の結果を求めすぎないように。
- 可能な限り手順・結果・目的をしっかり伝えるようにしてみましょう。
インターネットでの情報収集に強みあり!
質問をしてくることが減ってると言いましたが、それはインターネットが普及し、気軽にたくさんの情報を調べることができるからなんですね。
ひと昔前は、まず参考書を買って自ら調べ、それでも分からないことは上司先輩、同僚に聞くことが当たり前でした。しかし、現代はそうではありません!
現在、教育する立場にいる方は、若い世代が得意なインターネット・SNSを活用して自ら学んでもらうことを視野に入れましょう!
そのキッカケを作ってあげる事が教育する立場にいる私達の仕事だと私は考えています。
自ら学べるキッカケ作りをし、そのフォローをしてあげる事を意識してみましょう。
給料よりプライベート、物より時間を優先
若手社員に関わらず、在宅ワークが主流になってきている今、大半の方がこの考え方にシフトチェンジしているのではないでしょうか。その中でも若い世代の方々は、顕著にその傾向が出ているように感じます。
残業をしてまで給料をもらうという考えが減って、成果を上げて出世をするより、プライベートの時間を充実させる、高級な時計・車より美味しい食事や自分の趣味を大切にする傾向があります。
プライベートのための仕事という考えは、私もとても良い考えだと思いますね。
早く成長させてあげ、プライベートを充実・優先できる心の豊かさを育てる事も大切!
教育に関する本質とは
筆者が長年、若手教育に携わってきた中で一番大切にしていること。
それは『楽しい』と思えてるか、『楽しいと感じれるように』導いてあげれているか、という事です。
私自身も、同期入社の友人達、後輩たち、仕事を覚えたり・楽しくなる前に、会社が嫌になり退社していく姿を見て、とても悲しくなったのを覚えています。自分にもっと出来たことがあったんじゃないか?と考える事もありました。
どうすれば楽しいと感じてくれるか、を考えて、一緒に成長できるよう指導しましょう。
若手社員教育に取り入れる3つの方法と理由
OJT
1つ目は、すでにご存知の通り、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)です。上司や先輩が、部下や後輩に対して、実際の仕事を通じて指導し、知識・技術などを身に付けていく教育方法です。
なぜOJTを取り入れた方が良いのか、理由はシンプルで学んだ知識と現物を見て・体感し、初めて自身が納得し身に付くからです。よく座学だけの研修を行っている企業がありますが、それだけでは成長スピードはとても遅くなってしまいます。
特に建設業界に至っては物を創る仕事です。実際に現地へ行き、現物を見て、どのような役割があるのか、それを教えてあげる必要があります。
私の場合は、まずは工事現場へ連れて行ったり、カタログを渡したり、サンプルを取り寄せしたりします。実際に見て・体感してもらうようにしていますよ。
備忘録
2つ目は備忘録です。少し古いですが、私と若手社員の交換日記みたいなものですね。
理由は自身の成長の振り返りができるからです。そして、一番大事なのは、備忘録に対して教育者が手書きでコメントを残してあげることです!これが思ってる以上に効果を発揮してくれます。
記載する内容は、以下のとおりでA4ノートへ手書き、もしくはExcelで作成しても大丈夫です。
- 日付
- どんな仕事をしたか
- 学んだこと、分からなかったこと ・・・ スケッチなど付けると尚良いですね。
- 自由欄 ・・・ 今食べたいもの、腹が立つ人の愚痴、なんでもOK!
分からないことが分からないと前述しましたが、備忘録をつけることで以下のようになってきます。
- ふわっと知ったことを自ら調べるようになる
- 自ら見返して復習するようになる
- 上司や先輩からのコメントをもらうのが楽しくなる
- 無理して毎日書く必要はないので、交換日記みたいに軽い気持ちで始めてみる!
- コメントは褒めてあげたり、アドバイス、個人的に楽しかったことなどが良いですね。
質問返し
3つ目は、質問返しです。
『分からないことは質問してきてね』これが一般的かと思いますが、私がオススメするのは真逆です!
『これ何だったか覚えてる?』、『何ていう名称の道具だったっけ?』、『資料の作り方分かる?』などこちらから質問をしてあげます。
そうすることで質問力が鍛えられていきます。1か月過ぎた頃から変化を感じれるようになるでしょう!
私の場合、OJT7割、質問返し3割の比率を意識してますが、相手よって心地好い比率を探ってみましょう!
まとめ
本記事では、以下の内容について解説してきました。
- ゆとり世代と言われる今の現状と特徴
- 教育に関する本質とは
- 若手社員教育に取り入れる3つの方法と理由
体系化された教育システムも良いですが、やはり一人一人と向き合っていくことで、より成長していくと筆者は考えています。成長してく姿を見ることがこれほど嬉しいことはないですよね。
今日から取り入れることができる内容ばかりですので、是非1つでも実践してみてください。
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